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2026年8月5日水曜日

16歳と222日、生まれて6066日目の朝とレークランドテリア

8月5日、水曜日 。よく晴れた空とは裏腹に、今朝の気温は21度と涼しかった 。この小さな老犬にとって、涼しさは良い方向へと作用するらしい 。妻によれば、今朝は5時に起きてトイレへ行き、6時にはもう食事を終えたとのことだった 。  

今日で16歳と222日 。彼女がこの世界に生を受けてから、実に6066日目の朝である 。  いつものように歯磨きと目の手入れをしてやると、決まって鼻水が出る 。右目の目やにも多く、腫瘍のようなイボが少しずつ大きくなっているのがどうにも気がかりだ 。昨夜は涼しかったから、目やにが溢れるのは決して夏の暑さのせいではないだろう 。ふと鼻水が気になって、洗浄液を垂らして軽く拭き取ってやった 。すると、拭いたそばから大量の涙が溢れ出てきた 。私は何かやばい事をしてしまったのだろうか、と少し胸がざわついた 。


昨日、妻が病院で処方された洗浄液で口を拭き、「すっかり臭いが無くなった」と満足げに話していた 。そんな筈はないと私が顔を近づけて匂いを嗅いでみると、なんだか重曹(妻の言葉を借りれば縦走、だが)のような、不思議な匂いがした 。そして今朝もやはり同じ匂いが漂っている 。妻は「昨日は洗浄剤の香りだったのに」と首を傾げているが、私にはそれが、彼女が積み重ねてきた時間の匂いそのもののように思えた 。  

レークランドテリアさんは今朝も起き上がって私を迎えてくれることはなく、いつもの丸まった寝姿のまま、静かな寝息を立てている 。  

AIが創るレークランドテリア



午後になると、再び夏らしい茹だるような暑さが戻ってきた 。この子が大丈夫だろうかと、少し心配になる 。私はふとカメラのレンズを休め、今日からこの子の過去に撮った画像を「思い出記録」として残していくことに決めた 。  

2010年1月23日ブリーダーさん家


今日の一枚は、ブリーダーさんの家にいた頃の写真と、我が家にやって来た日の1枚だ 。ケージの中でこちらを睨みつける、手が付けられないほどやんちゃだった子犬の姿がそこにはある 。あの暴れん坊が、今は私の足元で静かに眠っている。過ぎ去った6066日という時間の重みと、今日という一日を共に生きているという確かな感触だけが、そこにあった

我が家でのヤンチャなレークランドテリア

2026年8月4日火曜日

16歳と221日:6065日目のレークランドテリア、小さな反逆

 8月4日、空は鈍色の曇り空で、気温は26度を指している 。今日で、我が家のレークランドテリアであるノエを迎えてから6065日目になる


いつもなら一日中寝てばかりの彼女だが、今朝は少し様子が違った 。朝の気温が23度まで下がったせいか、奇妙なほどに元気がいいのだ 。食事もトイレも早朝のうちに済ませてしまうという、最近の彼女にしては珍しい出来事だった


朝のルーティンである歯磨きと目の手入れを行う 。歯槽膿漏が酷く、口臭と唾液の量は相変わらずだ 。昨日、私がうっかり目の周りを傷つけてしまったこともあり、今日はいつも以上に念入りにケアをした 。右目にできた腫瘍と、とめどない目やにはまだ続いている 。老いというものは、容赦なく小さな体を蝕んでいく。


私が庭のドッグランで芝刈りをしている間、寝ているはずの彼女が珍しく玄関まで下りてきていた 。芝刈りを終えて家に戻ると、すっかり目を覚ました彼女が、おやつと水を催促してきた 。この涼しさが、いつもとは違う彼女を引き出しているのだろうか

昼前にはエアコンを入れ、部屋を涼しくしてやった 。それほど暑いわけではないのだが、多摩動物園でライオンが熱中症で死亡したというニュースを聞き、どうしても我が家の老犬のことが心配になってしまったのだ



今日はいつもの丸まった寝姿ではなく、しっかりと四つ足で立っている姿をカメラのファインダーに収めることができた 。その立ち姿は、何日ぶりだろうか 。食欲はいつも通りにあるのだが、体重は4.4kgと減少気味なのが少し気がかりだ 。寝てばかりの毎日のせいで水分補給が少なく、無理やり飲ませようとしても頑なに口を開かない


それでも、今日も変わらない、いつものノエさんがそこにいる 。ただそれだけのことが、静かで確かな奇跡のように思える一日だった。