8月の重力と、4.3キロの小さな背中朝からの小雨が上がり、陽光が射し込むと、むっとした空気が世界を覆い尽くした 。8月特有の、あの容赦のない蒸し暑さだ 。今朝、16歳になるレークランドテリアのノエを抱き上げて体重計に乗せると、デジタル表示は無慈悲にも「4.3kg」という数字を告げた 。かつては暴れん坊だったウィートン色の彼女も、今ではすっかり小さく、軽くなってしまった 。
妻(ばあさん)が買い物に出かけ、家には私とノエだけが残された 。静寂の中、ふと趣味のカメラのレンズを磨いていると、ノエが突然バタバタと落ち着きのない足音を立て始めた 。どうしたのだろうと水入れを差し出すと、彼女はひどく喉が渇いていたのか、いつもよりずっと多くの水をゴクゴクと喉に流し込んだ 。
「たくさん飲んだから、トイレに行きたいのかな?」と考えた私は、彼女を抱えて急いで庭の芝生へと降り立った 。しかし、彼女はそこで微動だにせず、ただじっと立ち尽くすだけだった 。抱っこしたり、もう一度降ろしたりを繰り返してみたが、結局おしっこは出なかった 。
ふと足元を見下ろすと、彼女の鼻から赤い血の色がついた鼻水がたくさん出ていることに気がついた 。歩くのすら辛そうにしているその姿をファインダー越しに捉えることはやめ、私は静かにカメラを下ろした 。これ以上は無理をさせず、すぐに家の中へ戻ることにした 。ちょうどその時、妻が買い物から帰宅した 。
今日という一日中、彼女の小さな体はずっと調子が悪く、辛さを静かに堪えていたのだろうか 。その姿を見ると、胸が締め付けられる思いがする 。年齢を重ねるということは、こうした静かな喪失感を受け入れていくことの連続なのかもしれない 。それでも私は、どうか少しでも楽になってほしいと願いながら、今日という一日をこの小さな命と共に生きていく 。
今日の一枚「悪戯盛りの頃」は
2016年11月4日「シャワーで綺麗なお顔に」
と思えば悪戯でカラーBox齧って隠れて2016年11月06日
10年前のレークランドテリアさん、何にでも噛みついて壊す
カラーボックスの隅っこをイライラしたら齧る
思い通りにならなければ壊す?だけど外ではいい子で?
病院でも街中でも良い子ですねと仮面をかぶっている。
そんな10年前の記憶に残る一枚でした。






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