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2026年6月13日土曜日

静かな雨と、突然の抗議

 

早いもので、昨年11月に空へ旅立った

ワイヤーフォックステリアのモウナさんの月命日がやってきた。

婆さんが買い物帰りに可愛らしい花を買ってきては、静かに供えている。

年金暮らしの私の1日が風のように過ぎていくのと同じくらい、

カレンダーをめくる手が早く感じる今日この頃だ。


さて、我が家のもう一匹の住人、老犬のレークランドテリアのノエさんはといえば、

今日も朝から私の横でぐっすりと寝込んでいる。

最近は少し起きていただけで疲れるのか、何時もこんな調子である。

少し涼しい日には見違えるようにシャキッとして元気になるのだが、

こう雨が続いて蒸し暑いと、すっかりグッタリしてしまって見ているこっちが心配になる。

暑くなると食欲まで落ちてしまうのは、飼い主の私とすっかり同じだ。

似た者夫婦ならぬ「似た者主従」といったところか。


そんな静かな午後、2階の自室でひとり考え事をしていると、

突然階下から「ワン!!」という鋭く大きな叫び声が響き渡った。

心臓が止まるかと思うほどビックリして様子をうかがうと、

どうやら婆さんがノエさんにとって「嫌なこと」をしたらしい。

爪切りか、ブラッシングか。ノエさんは、婆さんに嫌なことをされている時だけは、

老犬とは思えないほどの声量で抗議するのだ。

嫌なことをされていると直ぐに声に出して訴えるその素直さには、

ある意味で感心してしまう。

ただ悲しいかな、その元気もいつまでも続くわけではない。

ひとしきり吠え終わった後は、また定位置に戻ってフーフーと息をついている。


愛用のカメラのファインダー越しにそんなノエさんを眺めながら、あとどれくらい、

この突然の「ワン!」に心臓を縮み上がらせることができるのだろうかと、

ふと考えた。ボケ防止にと書き綴るこの日記も、

もう少しだけノエさんの賑やかな抗議の声と共に続けていけたらと思う。

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